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ザウルス・ボロン トラウトスピン 2008年モデル プロダクト・ストーリー

上級鱒釣り師たちへ



さらなるロッドの軽量化。
この際限のない欲求と竿創りのジレンマ。


ザウルス・トラウトスピン 2003年モデル

ザウルス・トラウトスピン 2008年モデル

妥協を一切排したこだわりで、フェルールの長さ・径の約20%(当社比)の絞り込みを達成した。


全ての贅肉を削りながらの新トラウトスピン創りは新たな挑戦の連続。
スピゴット・フェルール。
このパーツこそ、新トラウトスピン開発の起点となったと言っても過言ではない。
きっかけは唯一つ、「もっと美しく、しなやかに弧を描くロッドを作れないのだろうか?」


印籠継ぎのマルチピース・ロッドは継ぎ部分が「硬く突っ張った」感じになりやすい。
トラウトロッドのように繊細なロッドでは特に著しい。
ボロンをコンポジットすればしなやかに曲がるロッドを作るのはなおさら難しい。
かつてザウルスは継ぎ目のないワンピースロッドのようなアクションを求め、ジョイント部分をバット方向に逃がしたワンアンドハーフのロッドも作った。
しかし思い起こせば、それでは根本的な解決には至らなかった。


一目瞭然であるこの事実を以前のモデルのフェルールと比較して頂きたい。
ザウルスは見過ごされていた最後の領域へ踏込んだ。
その直径を、長さを、ブランク同様、旧タイプのトラウトスピンから約20%(当社比)の徹底した絞り込みを達成。この小さなパーツがティップ、バットと同調し、ロッドへかかる加重を状況にあわせてスムーズに伝達する。
さらに、旧タイプではティップにダブルに巻かれた口割れ防止のスレッディングさえもシングルにした。結果としてロッドアクション、バランス、軽量化、この3要素の劇的な改善にもつながった。繰り返し言いたい、このパーツこそ新トラウトスピン開発の起点となったと言っても過言ではない。


イギリス人であるハーディーがフライロッドと共に世界に広めたと言われる日本生まれの印籠継ぎ。天明の世、初代東作より伝承される和竿の技をザウルスが日本のトラウトロッドに里帰りさせ、今日に至る。
スペリオール・スピゴット・フェルール。
トラウトスピン史上、最上のジョイント・システム。
さらなる目標への大きな一歩、ザウルスの終わりのない竿創りの道標。これでまた一つ、マルチピース・ロッドを作る楽しみが広がったと思えてならない。


今までも、これからもザウルスは竿創りに妥協しない、だからこそ竿創りに終わりもない。



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