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SAURUS > エッセイ > 田中秀人 > 子吉川と50ベイトキャスターと
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Tokyo Rod & Gun Club
田中 秀人
ESSAY: Top Notch


ESSAY TITLE




暴れる太平洋を進み、笹舟のごとく揺れるフェリー。
雷雨と突風をともない、低気圧が居座った太平洋。行きは良い良い穏やかで、帰りは酔い酔い揺れる太平洋。


たった今、北海道より到着したフェリーから青ざめた1人の輩が必死にハンドルを握って降りてきた。秋田から始まり再び秋田の八戸港に到着した一行は、1人を除いて体調は良さそうだ。
体調が悪いそぶりを見せると、師匠の則 弘祐 氏が「ケッッケッッケッッ…。」とうれしそうに笑う姿が目に浮かぶ。
我が師は、いつも僕がドツボにはまったときが何よりもうれしくて喜びを感じるようなのだ。(違います。弟子が成長するように愛情の負荷をかけているのです…。苦笑。)
例えば僕がサクラマスを釣ると機嫌が悪くなり、バラすと「ケッッケッッケッッ…。」とものすごく喜ぶ。(調子に乗るなとの、教訓でしょう。これも弟子を思う心?)
そんな師にスキは見せられない。



昨晩は雷雨のなかフェリーに乗り込み、則さん、ザウルスのモリチャン、粕谷君とヒデ。この4人で1杯やりながら、穏やかに船は港を出た。
北海道への行きのフェリーは本当に穏やかで、
「これでフェリーはクリアー!去年までの僕とは違いますぞ。」
と大きな事を言っていた輩。
帰りのフェリーは徐々に揺れが増し低気圧に飲み込まれた小船はついに衰弱へと僕を追い込んでいった。
そして深夜には、吐き気と腹痛に襲われ不覚にもひそかに撃沈していたのだ。皆を起こさず、こっそりと寝床を抜け出したのは言うまでも無い。



朝起きあがろうとしたら、目が回っている。なんとか、寝ぼけたふりをしてごまかす。
「なんか調子悪そうじゃない?」
うれしそうに則さんが、すかさずチェックを入れる。
「いえいえ、寝ぼけているだけです…。冷汗。」
なんとか師匠の検疫をのがれた僕は、一行と別れて帰路に着く。
八戸から仙台、磐越道を通って新潟経由、富山経由で飛騨高山…。最高時速90キロの僕のキャンパーだと15時間は覚悟だ。




「ヒデはどうやって帰るんだ?」則さんのチェックが入る。
「真っ直ぐ帰ると、15時間もかかるので山形の酒田あたりで刻みます。明日帰ります。」
速やかに師のチェックをくぐり抜けたが、本当のところは目指しているところが違った。
一気に帰ると遠くて大変なことも有るが、実は忘れてきた宿題にチャレンジすることに決めていたんだ。



経由地は酒田ではなく、秋田県、由利新庄の子吉川。
忘れてきた課題は
「合法的にサクラマスが狙える中小規模河川で、50ベイトキャスター(5Ft.)でサクラマスを獲る!」



ベイトキャスター3兄弟(70、60、50)は、みんな素晴らしいロッドなんだけれど、そんな中でも特出した個性があって、可愛らしいやつがこの50ベイトキャスター。
MLのパワーで、小中規模河川にて50オーバーを狙う、究極のファン トゥー ファイトを狙った愛しいロッドなんだ。
手のひらにおさまる、パーム イン グリップはテクニカルなファイトを楽しむ象徴だ。フローテングミノーで本流のサクラマスやビッグトラウトを狙う70ベイトキャスター。バーサタイルに中小規模河川で50オーバートラウトが狙える60ベイトキャスター。
昨年は60と70の両ロッドでサクラマスを獲ってロッドに入魂。テスト段階でじっくり時間をかけ、納得のトラウトを獲って完成した入魂のロッドたちなんだ。



50のベイトキャスターは最終テスト段階で、想定外の80cmオーバー アメマスをゲットして完成したのだが、これはまさにハプニングで、完全にキャパオーバーの中フラフラになって獲った、狙い以上のメモリアルな出来事だった。





テーマは、「想定外で無く、狙って獲る!」
50ベイトキャスターのポテンシャルをどれだけ生かしきってビッグトラウトと対峙出来るのか?
釣り人の度量も運も必要かもしれないが、たまたまヒットしたではなく、狙って獲ることが僕にとって重要なプロセスなのだ。

一番試されるのはサクラマス狙いに50ベイトキャスターを使い切る度胸かもしれない。
その大きなミッションは、合法的に狙える中小規模河川での50ベイトキャスターによるサクラマス狙いに他ならない。



実は昨年も子吉川を訪れ、50のベイトキャスターを手にサクラマスを狙った。
「それでやるんですか?怖いですね…。」
横で見ていた粕谷君も、緊張気味に僕の50を見つめる。
「本当にヒットしたらどうしよう…。」不安と期待。
残念ながら昨年の子吉ではサクラマスのヒットは無く、課題は持ち越しとなった。カッコつけたことを言っては見たが、内心(デカイ サクラマスが喰ったらどうするの?)とロッドを持ち替えようとする揺れる弱気との戦いでもあった。ヒットが無くて残念なような、ホッとしたような複雑な思いで昨年を終えた。



そして今年、その忘れた課題を達成するために子吉川に戻ってきた。今年の子吉川、秋田の各河川が不調な中で、スタートは比較的よい釣果だったようだ。
解禁からアングラーにいじめられてきたサクラマスも10日以上経過し、釣り師も減ってきているだろうと良いほうに予想する。
一昨日の豪雨で増水するも、この日はちょうどよい水位に戻ってサクラマスもリセットされるだろう。チャンスは大いに有ると期待が膨らむ。

2009年 6月 13日。
水はやや多い。水量とターゲットを考えると70ベイトキャスターを選んだかもしれないが、今回は50でロックオンすると覚悟を決めて臨むんだ。
7cmのCDレックスで狙うのがメインの作戦であったが、解禁からいじめられていることを考え合わせると6cmのスパシンまでバリエーションに加えようと決めた。その上で魚のサイズを考えてスパシンのフックを#6に交換しておく。狙いは人があまりやらないガンガン瀬。大場所や有名ポイントはこの時期でもアングラーが入っている。
皆、この雨でリセットされて再びサクラマスが…、と考えは同じなのかもしれない。案外アングラーは多い。



今日の狙いは、怯えてスレきったサクラマス。
スレたサクラマスを狙うには、激しいアクションや大きなサクラマス用ミノーはヒットに持ち込める可能性が低い。強いアクションも大きなルアーも見飽きてしまい、怯えきっているだろうと想定。
ルアーのサイズダウンと竿抜けポイントで優しくソフトにゆっくりサクラマスを誘うことを作戦の中心に立てて川に立つ。

その時何かを予感していたのだろうか?暗示なのだろうか?
急に激しい雨が降り出し突風が吹き出した。慌てて蒸し暑い中で、雨具を身につける。
滴り落ちる汗。船酔いでの体調不良のためか、油汗にも感じる。遥か向こうに目をやると、遠方の山際は日が射している。少し離れた場所は晴れているようだ。
しばらくすると、準備をしている僕の車にも日が射してきた。いまだ降り続く雨、差し込む光。天気雨だ。
「狐の嫁入りか…。」
雨の中、アンバランスに少し離れた場所でウグイスが鳴いている。激しい雨音に、小鳥のさえずり、目に激しく飛び込む日差し…。奇妙な雰囲気だ。何かが起こるのか…。不安と期待が込み上げる。
少し待つと雨が上がり雲も切れてきた。雨具を脱ぎ捨て、50ベイトキャスターにアンバサダーの2601C IAR オリジナル ライト チューニングをセットする。
「よし、行くぞ…。」
期待と緊張に包まれる僕に、落ち着けよと語りかけるように、木漏れ日が優しく合図してくれた。少し座り込んで、周りを見回してみる。
小鳥たちが雨宿りから飛び出して羽を伸ばし、「チチチッッ、キュルキュリ ピピ…」
忙しくウグイスたちがすぐ近くの梢で我先にと鳴き誇っている
「ケキョ ケキョ ケキョ… ホーホケキョ ケキョ…。」

慌てず麦茶を一口ゴクリ。
周りの深緑も目に飛び込んでくる。心のゆとりが少し生まれた。



さて仕切りなおして川に向かう。
下流の淵では両岸にて餌釣師がサクラマスを狙っている。その上の段に僕の狙いの瀬がある。水通しの良いポイントにて、絶対的自信のCDレックス7cmを結ぶ。
作戦通りややアップに投げて優しくなじませて、ソフトにアクションを縦にかけてやる。
ワンキャスト ワンステップダウンで釣り下るが何事も起きない。
ふともう一つ上のガンガン瀬が目に入る。その間にはデカイ岩がゴロゴロ入って、もし50ベイトキャスターでサクラマスをかけたらやばそうだ。
「子吉川のサクラマスは50cmから55cm位が多いから、あの瀬でも何とか勝負できるかな?…。」55cmとしてもギリギリ、あるいはキャパオーバーのファイトが予想される。


少し激しいファイトを想定しながら迷いつつも、その上のさらに流れの強いガンガン瀬を目指す。先程は7cmのCDレックスで反応が無かったのでさらにサイズダウンして、6cmのスパシンを結ぶ。フックは#6に交換してある。
いつものように強くアクションさせるとフックが大きくて絡んだり、ボディーにフックを背負ってしまったりするのだが、ストレートリトリーブやソフトなアクションでは問題が無い。今日の選んだアクションと作戦であれば#6のフックが使える。



話は少しそれるが、この春には岡山のザウルスアソシエイト 東郷英樹君が、関西の某中小規模サクラマス河川でサクラマスを連発でゲット。
連発で獲ったサクラマスの次は…。
その彼からのメールに「明日は50ベイトキャスターでサクラマス狙います!」だって!ムムムッッ!こ、これは燃えない訳にはいかない!
その次の週は、則さんが関西を訪問して東郷君と共に、西の中小規模河川でサクラマスをベイトキャスター50で狙った。
則さん曰く
「今、この50ベイトキャスターでサクラマスがヒットしたら、死んでもかまいませんよ!最高ですよ!」と絶賛しながらチャレンジしたが、両氏共に達成ならず、夢は持ち越した。

疼く心…。よし!僕も挑戦だ。

これは仲間同士で競争しているのでは無い。僕らの川原には競争もコンペも無い。
あるのは釣りに対する真摯な情熱と、刺激し合う感性と、お互いを認めあう友情のみなのだ。いかに、自分自身と向き合い、自分自身が真に納得できる、狙った一本を手に出来るのか…。その共通の価値観で繋がっているのが、僕たちザウルスの仲間たちなんだ。

こうして今僕は、子吉川のガンガン瀬で杭になっている。手にはもちろんベイトキャスター50。
すかさず、ややアップにキャストして、優しくなじませながら上下にアクションさせる。ガンガン瀬の中は結構大き目の石が入っていて、マスが付くスポットが十分ありそうだ。



そして3投目に、ついにその時がやってきた。
水になじんだスパシン6cm。上下にゆっくり蝶々のようにヒラヒラ舞いながら、石裏のスウィートスポットに入ってクッとターンした瞬間、ものすごい勢いで下から銀魂(ギンダマシイ)が喰いあげた!



ゴツッッ! ダバダバッッ!
僅か5m先での出来事だ。
一回合わせをくれてから、クラッチを切って数メートルほどラインを出してファイトを始める。
ギギーン!ギュグギュユ グングングン!ものすごい勢いで体をよじりながら抵抗を始めたのだ。
「で デカイ!!」
課題を達成する希望的ファイトでは55cmのマスがヒットすれば十分満足であった。それで十分今回の目標達成といえるのだが、今まさに僕のスパシンを襲った主は、その希望のサイズより遥かにデカ過ぎるのだ。

「おおーーっっ…。」
困った…。さあ どうする!

ガンガン瀬に立ち 一歩も下れない。下流には一段落ちて先程トライした瀬があるが、その間に越えられない巨岩が有る。サクラマスに下られたら終わりだ。
強引に止めるには50ベイトキャスターのパワーとレングス。ひたすら強引に止めるのでは無く、ちょっとした工夫が必要だ。サクラマスが今度は下流を向いて一気に岩礁帯を目指して突っ込み始めた。
もう一か八かだ。
スプールをフリーにして親指でスプールに適度にブレーキをかけてテンションは緩めず、上流に向けていたロッドを下流側に倒して優しくマスの頭を上流側に向けてやる。運よくマスは方向転換して再び上流に向って泳ぎだした。冷汗ものだったが、最初の危機を乗り切った。
なんとか一段下に落ちずに、ヒットしたもとの場所に戻って定位してくれた。

さてどうする…。

もう一度ロッドを絞ってテンションをかけると、水面に浮き上がってドバドバ体を出して抵抗を始めた。必死でボウをして魚を沈める。
何とか凌いで、少しずつ魚との間を詰めていった。ようやく抵抗も少し弱り、手前の緩い流れに入りそうになった。

さて背中のネットに手を… って?うん???…。
ネ ネットが無い!!!!

「う うおーーーっ!」

なんと、不覚にも船酔いの後遺症でフラフラになって準備をおこたり、ネットを車においてきてしまったのだ。
最悪の事態にここでようやく気付くのだった。
「やばい…やば過ぎる…。これは本当にまずいぞ…。」

さらに運悪くヒットしたポイントはガンガン瀬で、その岸もゴロゴロ石が転がってズリ上げも出来ない。下流には先程お話しした岩礁帯があってほとんど下れない。絶体絶命のピンチだ。



寄ってきたサクラマスを見た。本当にデカイ。さらにものすごく太い。「ちょっと、でかすぎるよ…。」
もう愚痴と、ネットを忘れた後悔と、どうにもならないもどかしさに腹が立ってきた。血の気が引くのが自覚できる。青ざめた顔、どんどん大きく心臓の音だけがドカンドクンとコメカミまで伝わってくる。
サクラマスと目が合った途端、再びマスが瀬の中に突っ込んでいった。

「まじかよ、勘弁してくれ…。」
またまた昨晩とは違う種類の吐き気に襲われ、胃が締め付けられるように痛くなってきた。とにかく、耐えて魚をヘロヘロにしてハンドランディングするしかない。
「よりによってメモリアルなヒットがこんな試練かよ…。」

それからしばらくは慎重に、優しくゆっくり時間をかけて徐々にプレッシャーをかけてファイトを続けた。とにかく過去最長に時間をかけてマスを寄せてきた。先程はミノーを丸呑みにしていたが、腹のフックが抜けてリアフックだけになっている。それも針一本だけ。
もう口切れの危機がすぐ近くまで迫っている。



ギリギリのファイトであったが、ここでマスはもう抵抗しなくなった。そして最後は銀鱗を横這いに見せて僕の手の平に納まった。壮絶に戦って最後はハンドランディング。
(そうは言ったって、お前がネット忘れただけだろーが!狙ってのハンドランディングではありませんぞ。偶然のラッキーな出来事なのです。調子に乗るんじゃありませんよ!と天の声が聞こえる。)



全身汗でびっしょり。手のひらまで汗で濡れている。やったというよりも、安堵の大きな息をついた。
「ふーっっ…。でかいぞ、お前 おい…。」
僕は息も絶え絶えに目を凝らし、ここに横たわるマスに語りかけた。



写真を撮ろうとするが、手が空かないのとリールを濡らしたくないので上手く写真が撮れない。何とか写真を5~6枚とってサイズを測ってみるが、なかなかフラットにならず上手く全長が計測できない。それでも何とか尾叉長で計測すると、ななんと65cmも有る。全長はもう少し長いだろう。
魚がでかくて、くわえたスパシンがさらに小さく見える。
魚体に対して目が小さく感じて、その印象はまるでシルバーサーモンのようだ。
さらに、太くてギンギンなのだ。フレッシュとは言わないが遅い時期に上がってきたサクラマスがさらにこの雨で動いたのだろう。
目測3.5kg位は有りそうなミゴトな大型のサクラマスが目の前に横たわっている。





「目標達成には、魚がでか過ぎるよ!」
ようやく喜びと達成感が込み上げてきた。見事なサイズの子吉マスだ。

どうにもならないのでとりあえずストリンガーにつないで、車にネットを取りに行き、そしてタックルも合わせて写真を撮ろうとサクラマスの口に手を当てる。するとその途端、彼女は最後の大暴れをしてミノーを外し、ジェットのような勢いでガンガン瀬に消えていった。
「ものすごく 元気じゃないか!」もういいだろう。生涯忘れないメモリアルなトラウトを元気に返したので良しとしよう。



澄み切った青空に千切れ雲が天高くそよいでいる。
タックルを天にかざす!
雨上がりのさわやかな日差しが、ベイトキャスター50に輝きのスポットを当てている。ゆっくりと時が流れ始め、ガンガン瀬の激しい音も優しく響きはじめていた。
「やったぞ…。」
ようやく安堵の声が谷間に響き渡った。満足感と達成感に包まれた僕は、瀬脇のちょっとしたスペースに腰を下ろして、いま戦ったばかりのガンガン瀬を、力の抜けてしまった体でしばらく見つめていた。



このストーリーには、実は落ちがある。

このあと車に戻って、ネットを背中にぶら下げて万事準備OK!…と再び先程の瀬へ…。そして1投目に、当初狙っていたサイズ。
55cmほどと推測されるサクラマスがまたまたヒット!
「よっしゃー!もう1本きたぞー!!」
グングングン グリン グリンッッ…。シーン…。
「アッッ…。」

3秒ほどでバラシてしまった。
「何回同じことを繰り返すんだ。へたくそー!!」

ネットが無くてひどい目に会いながら、デカイ サクラマスをハンドランディングしたと思いきや、今度は準備を完全に整え連発でヒットしたサクラマス!
そしてその直後にバラシ。調子に乗るとこういうことになります。これも又メモリアルなトラウトとの出会い。
一生忘れない記念すべき日に、忘れられない落ちが付きました。





僕の釣りは、失敗がいつも隣り合わせに有る。そんな運命が一生付きまとう…。
僕の釣りは、生涯そういうものに違いない。でも又それも良しとしよう。

時間と共に、色々な思いが込み上げてきた。大河、山、深い緑に可憐な野花たち。動物や小鳥たち。生涯忘れない、記念すべきサクラマス。どこに行っても、いつも変わらず受け入れてくれる友の笑顔。友との深い友情に感謝し、本当に長かったこの旅が終わった。

そして又、新たなるベイトキャスターへの道がスタートする。
次なるチャレンジが再び始まる。尽きぬ夢。まだ見ぬ大物、新たな境地への挑戦。

僕たちの旅は、朽ちることなく続いてゆくのである。









DATA:
ロッド ... ザウルス ボロントラウトスピン ベイトキャスター 50ML-C
リール ... ABU アンバサダー 2601C IAR (エリートスプール オリジナル ライトチューニング)
ライン ... 8lb. ナイロン
リーダー ... 16lb. ナイロン
ルアー ... CDレックス スーパーシンキング 6cm(フック#6)ピンクバックOB



FUN! FUN TO FIGHT!


田中 秀人





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