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SAURUS > 釣行レポート > #19 9月の釣行、ラストで尺山女
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8月に三陸のカラフトマス狙いの計画を立てていたのだが地元の仲間からの情報で魚が居ないとのことで今年は無理だと判断した。それでも釣り仲間の粕谷君はまだ諦めずに20日過ぎに釣行きしたもののやはりカラフトは見つけられず、ヤマメやニジマス、イワナなど釣り渓流釣りを満喫したようだった。
相次ぐガソリンの高騰で遠征も一人では辛い。9月に入って11日に粕谷君から気仙川に行きませんかと連絡が入る。翌日共に休みを取っていたので一緒に行こうと決まりその日の夜に仙台を出発した。

しかし気になるのは雨。仙台を出るときから結構な降りかたで明日はどうなのと粕谷君に聞くと「明日は晴れますよ」と言っていたが行く途中もずっと雨。
気仙川に着き道の駅に入るころには雨も止んできた。仮眠をとり明るくなるのを待つ。が、しかし再び雨が降り出したそれも結構強くなりまずい状況になってきた。
明るくなり小雨になったので川を見に行くと思ったとおりの増水に泥濁り。

上流へ向かいながら見て歩くも状況は変わらず二人共諦めモード。かなり上流の渓流は濁ってないが今日は本流狙いできたのでヤル気も下がる。どうしようか迷ったあげく釜石を流れる甲子川に行くか、となりすぐ私の釣友の鎌田さんに連絡。川を見てきてもらい少し増水しているが濁りはないとのことで移動することにした。40分位で鎌田さん宅に到着した。
いつもなら連絡してから行くのだが急な移動だったので鎌田さんにも「この雨の中何しに来たの?」と言われる始末。
それでもアメマスか戻りヤマメでも釣れればと思って車を走らせてきた。

朝早くだったので鎌田さんも仕事に行く前。コーヒーをご馳走になり早々に川へ向かう。魚は居るが、居ても喰わないかもと言っていたがまずはポイントへ。7月にも来ている粕谷君の案内で最初のポイントへ行くも先行者が。次のポイントへ移動し準備。タックルセットをして開始。
TS50トゥイッチンCDレックス スパシンティーレックスなど投げるも魚の反応がない。粕谷君も同じで「おかしいな」と言いながらポイント移動を続ける。
四ヶ所めくらいのポイントで私に小さいながらヤマメが釣れた。その後ポイント移動しても魚の気配がまるでない。車の中で小休止。
最後と思って入ったポイントも魚の追いすらないので甲子川を諦め沿岸を南下する。途中で吉浜川を見るも変な濁りでダメ。さらに南下して盛川へ。笹濁りで少し増水しているが竿を出してみるも気配がなく上流へ移動。支流がぶつかる所を見つけた。支流の方は綺麗な水でちょっとだけ竿を出すと粕谷君に20センチ位の綺麗なヤマメが釣れた。

結局この日はこれで終了し帰ることにした。
それから何日かして粕谷君が見事なヤマメを鳴瀬川で釣ってきた。
かなり状況が良く入れ食いだったという。それで再び休みが重なる日に二人で鳴瀬川へ行く。前回から一週間後、早朝に彼のアパートに向かえに行く。約一時間でポイントに着いた。誰もいない。すぐに準備をして川へ降りる。

私は下流へ粕谷君は上流の堰堤へ。
30m位下った所でヤマメが出た。婚姻色の出たメスでサイズは20センチくらい。前回よりも反応が悪そうだ。上流の粕谷君の方はヤマメ、イワナが何匹か釣れたようだ。
私も堰堤に上がるも反応なし。粕谷君が尺を超えるイワナを釣り上げた。ヤマメのデカイ奴が居ない。ポイントを変えることに。前回はそのポイントでも尺上のヤマメが出たらしい。川へ降りると堰堤の上から水が流れてない。脇の方から流れてきているだけで前回と違うらしい。

「でもその辺ですよ」と声がかかる。つまりプールになってしまったのである。そこへスパシンを沈ませエグレている岩盤の際をトレースする5投目位までは反応なし。居ないなと声をかけ再びキャスト。すると底の方から食い上げるように出たがフッキングせず。再度投げると今度はヒット。尺山女だとすぐわかったが間もなくバレテしまった。残念。
粕谷君は下流でヤマメをヒットさせていたがいまひとつの型のようだ。
その後はもう出てこないので一度、川から上がり下流のポイントを探しながら移動した。本流に近づくにつれ全く反応しなくなり、鳴瀬川を諦め帰りがてら他の河川へ行くことにした。
30分弱で目的の川へ着いた。川を見て粕谷君は「堰堤下に入りましょう」と言うのでその通り堰堤下へ。今から20年以上前は良く訪ねた川で最近はほとんど来ることはなかった。粕谷君のリクエストで「どこかないですか」との言葉に久しぶりに来てみた。

堰堤下は多少の濁りはあったが釣りには問題なさそうだ粕谷君がブラウニーのシンキングですぐに20センチ位のヤマメを釣る。私にもすぐイワナがヒット。その後ルアーに一度に5匹くらいのイワナがチェイスそしてヒット。サイズは小さいが何度も追ってくる。時々ヤマメ混じりでまるで管理釣り場状態。
笑いながら釣り続けていると突然、粕谷君が「デカイ!40、いや50はある」と言い出した。「虹鱒かな」と言っていると「サクラだ!」。私が「サクラ?」と聞くと魚は私の方へ泳いできた。
本当だ、サクラマスだ。50センチは楽に超えている。未だ赤くまではなってないが間違いない。確かにサクラマスの数は少ないが遡上する川ではあるがまさかこんなところで見るとは。思わず二人で海からここまで来たという事実に感動した。時々ルアーを追うふりはするが喰うことはない。釣れるのはイワナが多い。堰堤下は深いので私はスパシンを一度沈めゆっくりシェイクしながら巻いてくると「ググッ!」とヒット。

中々いい引きだが上がってきたのはまさかのバスである。渓流でバスを釣ったのは初めてだがまさかこんな所に居るなんて思ってもみなかった。複雑な心境だ。

この川にはサクラ、ヤマメ、イワナが共存している。その後サクラを3匹確認。魚がスレて来たのでポイント移動し下流に走りこの川の支流に入ることにした。川に入ってすぐにヤマメがヒット、粕谷君にもヤマメが。
次にイワナとポイントごとに魚は出るがサイズが今ひとつ。上流へ行くも状況は変わらず、14時を過ぎたところで終了にした。久々に渓流を歩き疲れたが楽しい一日を過ごした。納得いくサイズは出なかったが禁漁まで10日あまり、あと一回くらい足を向けようと思っていた。
そして一週間、9月26日、前日からの雨で釣りに行くつもりではなかった。朝方も結構降ったし今日は行かないつもりでいた。粕谷君の所へでも遊びに行こうかと思いつつ、テレビを観ていたら11時になってしまった。気が付くと雨が止んでいる。どうしようか、特に用事もないので2~3ヶ所のつもりで車を走らせた。

とりあえず先週入った堰堤下に行く。40分くらいでポイントに着いた。
すぐ準備をして堰堤下へ。雨も今は止んでいる、ティーレックスの5cmを結びキャストすると前回同様イワナがヒット!続けてヒットする。
餌釣り氏の入った後なのか、目印が木の枝に引かかっている。先週は無かったので結構、釣り人が入るポイントには違いない。釣り続けるとサクラマスが追ってきた。追うだけであるが4回くらい追ってきて一度だけアタックしてきたがフッキングはしなかった。万が一掛かっても宮城県の場合9月いっぱいは大丈夫だが…。
イワナもスレて喰わなくなり下流の流れにスパシンをキャストするとヒット。いい引きだと思って魚を見ると又バスである。先週に続きバス。しかも先週のよりも大きい。

この魚を見てポイント移動し下流を狙うことに。だが下流もあまり水が無さそうだ。もともと大きな川ではないので仕方ない。キャストしてすぐに20センチ位のヤマメがヒット。アップストリームで上流へ釣上がって行く。イワナ、ヤマメが続けてヒットするもサイズが伸びない。もっと下流の方がいいのかなと思い戻って車で移動する。
以前に入ったポイントに来るも水量が今ひとつのようでここを諦め先週にも寄ったこの川の支流に行くことにする。10分位でポイントに着いた。先週は粕谷君と来てここで終了した。先週も数は釣れたがやはりサイズが伸びなかった。今日もここで終わりにしようかと思っていた。
橋の上に立ち川を見る。若干だが先週より水量があるようだ。まずは橋の上から上流の流れが二股から合流している所へスパシンのオレンジベリーをキャストするノーアクションで3m巻いた所でいきなりヒット。
なんと一投目でいいサイズ。まあそれでも25~26センチ位のヤマメかと思って足元まで寄せると婚姻色の入ったオスで、わりとデカイ。もしかして尺はあるかなと眺めるも橋から水面まで80センチ位ある。慎重に川へ降りてネットイン。サイズを測るとなんと31センチ。ラストの釣行きを飾る魚となった。

その後下流に下り深みで尺クラスがチェイスしたがヒットせず。雨も降り、風が強くなってきたので終了した。短い時間の中、渓流最終釣行きを尺で飾れて満足な一日になった。

ヤマメ  雄 31センチ
ロッド  TS50ULS-T
リール  セルテート2000
ルアー  CDレックス スーパーシンキング 5cm
時間   14:30

(2008年 9月)

ザウルス R&D スタッフ 西村 倫明




Angler Photoアングラー ザウルス R&D スタッフ 西村 倫明
ザウルス R&D スタッフ。スポーツザウルス時代より、積極的な商品PR活動を展開。大型トラウトはもちろん、バス、ソルトとあらゆる分野を経験してきた釣りの技術は秀逸。新しいトラウトスピン開発の主軸として活動中。






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