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SAURUS > 釣行レポート > #21 鳥取県 日野川 サクラマス 2009
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今年も3月1日の解禁から毎週末「日野川」に通う日々が続く。
川の状況だが、去年に続き大規模な橋脚工事が行われ、合わせて最下流部の堰堤では魚道工事も始まった。これでサクラマスは遡上するのか?
不安がよぎるが、解禁日には未確認を入れて7本のサクラマスがキャッチされたようだ。
解禁から1週間後、自分にもサクラマスがヒットしたが残念なことにバラシてしまう。いやな流れのまま3月が終わりに差しかかった。


この日はスロースタートで午前10時に日野川に到着。
下流の実績ポイントに入るが、上流の堰堤で止水しているらしく水量が少ない。
魚の気配も無い。軽く流して上流へ向かうことにした。
堰堤の上流はかなり水量もあり期待できる。
最初の瀬にはすでに先行者が入っており、私はさらに上流を目指すこととなる。

そこは波立つ流れの中に大岩が沈む、取って置きのポイント!
40mほど下流は岩だらけの激流だ。


波が高いためフローティングミノーでは攻めきれない。
シンキングミノー、CDレックス7cm、銀黒を結ぶ。
数回キャストして流れの速さを確認する。

狙いは流れの中に沈む大岩周りだ。
極限にまで集中力を高めたキャストとリトリーブの3投目。

「ゴツン!」
手元に魚の反応がシッカリと伝わる。
一気に流芯から魚を引きずり出す。


少し強引に思われるかもしれないが、流れに乗って岩だらけの下流に走られたらまず獲れない。
激しい流れの中でのファイトはラインが持たない。
これが最善の方法と考える。
幸い自分の立つ数メートル前は僅かに流れが緩い。
ここでファイトするしかない。

上流に、下流に、ローリングで白銀の魚体を輝かせ必死に抵抗を続ける。
再び流れに入られたら不利だ。ここは一歩も譲れない。
TS70MH-Cがサクラマスの重く鋭い走りをガッチリ受け止める。
パワー勝負では有利なベイトロッド。
相手に一度も主導権を握られること無く、無事ランディングに成功。


50cm半ばだろうか。今年初のサクラマス。

美しく輝く魚体。

これからも益々サクラの熱は続きそうだ。


(2009年 3月)

ザウルス・アソシエイト 東郷 英基




Angler Photoアングラー ザウルス・アソシエイト 東郷 英基
ビッグトラウトのフィールド開拓が進む西日本地区のベイトキャスター。仕事の関係でサンデー釣行ながら10余年に亘り実績を積み上げてきた。生涯初めてのサクラマスをレックス・ミディアムディープでキャッチ。その運命の出会い以来、日野川のサクラマスをメインに山陽、山陰地域でビッグトラウトに情熱を注ぐ。






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