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#2　ザウルスD･N･A　シャフトの設計思想

新しいバシングシャフトはビッグバス・ハンティングシャフトだからゲームハンティングで使われるライフルをイメージして開発された。

銃器の世界では銃身が短いライフルはショートマグナム。ショートマグはブッシュの多いフィールドで取り回しが良い。銃身の長いライフルはキャストマグナムと呼ばれる。キャストマグは開けたオープンフィールドでの射程の長いゲームに適する。

この特性をバスロッドに応用したのが新しいバシングシャフトだ。
わずか1フィート、約30cmがロッドに与える設計の自由度は大きい。

ガイドだってテイストだけに囚われずチタンフレーム、SICを採用した。ショートマグナムのトップガイドには内径8mm、対してキャストマグナムには内径7mmを採用。

なぜか？

ショートゲームでは軽いブッシュは突き破る勢いのキャスティング。
リリース後、ラインに掛かるテンションを最大限に開放し、かつティップがブレない最大限のサイズアップ、その答えが8mmのトップガイド。
プロトモデルをキャストした数人のインプレッションからも「キャストが伸びる感じがする」と異口同音のイメージを感じ取れた。
正確なロングキャストでは極力、ラインをブランクに沿わせティップのブレを抑えるための最大限のサイズダウン、それが7mmのトップガイドだったのだ。

ロッドを振り下ろした軌道に沿ってラインが延びていく感じ。新しいバシングシャフトはショートロッドでも手を抜かない正確なスパインであること。ボロンコンポジット・シャフトであること。集中して、正確にキャストするためにロッドの軽量化が絶対条件であること。
そのために強化アルミ製の軽量強化フェルールを削りだすこと。

そのすべてに妥協なくオリジナルな思い入れの限りを注ぎ込むこと。

日本のトップウォーター・バス釣りの開拓者、その直系D･N･Aと血脈だからこその意地を感じて頂きたい。

（#3）につづく

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