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ESSAY: Top Notch


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釣りを愛し、釣りがない人生など考えられない自分がいることを知りながら、こんなことを考えることがある。


釣られたことのない魚がたくさんいる処があれば、
だれでも簡単に釣れる。
誰かが釣ったもんだから釣れなくなった。

そして、ああだのこうだの次の手を考えて、また釣った。
だからまた釣れなくなり、
またああだのこうだの、またまた考える。

そんな中でたくさん釣った人が凄い?のだろうか。
結局、釣人が魚を釣れなくしていることになる。





それでも僕らは釣りをする・・・





ブラックバスという魚はもともと日本には生息しておらず、
人間が人間の楽な暮らしのためにダムや池を作り、
そこに人間がバスを放し、
それをまた人間が釣って釣れなくしているのだから、
なんだかおかしなことをしている。

結局は大きな管理釣りをしているのに過ぎないのかもしれない。






それでも僕らは釣りをする・・・



火を焚きうまい飯を食い、暑ければ冷房をまわし、
どこかに行きたければ車に乗り、
あらゆる欲を満たしながら二酸化炭素を放出し続け、
地球の温度が上がり生き物は減っていく。

結局人間は、体のどこかに快楽を感じながらも
同時に自分の首を絞め続けているのだ。

そしていずれはその首がきつくなり
死んでいくことを知っている。





それでも僕らは釣りをする・・・



それでも僕らは釣りをする・・・







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