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SAURUS > 釣行レポート > #23 2009 春 道北ニジマス
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例年であれば6月1日の秋田県のサクラマス解禁を米代川で過ごした後は秋田県の各河川をサクラマス狙いで徘徊する、というのが例年のパターンだが、今年は6月2日まで米代川で過ごた後、北の大地へ向かった。メンバーは則さん、森下さん、ヒデさん。ターゲットは、イトウとニジマス。

北海道に上陸し、最初は道北のド本流でのニジマス狙い。4人で釣りをするとポイント配分、車移動が大変なので二手に分かれる。則さんとヒデさん、森下さんと自分という組み合わせでタッグを組むことになった。

午前中は本流に注ぎ込む支流を攻めることに。
「北海道に来たんだから爆釣だ…」という気持ちとは裏腹にノーチェイス、ノーバイト…。
数人のフライマンがいるので実績河川であるのは間違いないのだが…。途中で北海道ザウルスのDCさんと合流し、近くで釣りをしていたDCさんの友人の方と情報交換。則さん達も合流し、作戦会議兼昼飯。




昼飯後はDCさんが則さんチームをガイドすることとなった。
自分と森下さんはDCさんの友人から頂いた情報を元に川へ。初めてのエリアで入川ルートも地形もさっぱりわからないがランガンを繰り返す。何箇所かいいポイントがあるのだが、釣れてくるのは本州でおなじみの外道達。

時間が経ち日も傾き始め風も冷たくなってきた。本日最後のポイントは支流の合流点。

ポイント付近は下流を見て右側にカーブしており流芯が左岸に寄っている。カーブの上部左岸から支流が合流し周辺はガンガン瀬なのだか所々に大石が点在し下流のカーブの淵の開きまで適度な流速を保っている、まさに1級ポイント。

本日のタックルは北のド本流なので何がきてもいいようにロッドはリンクス・クイックトゥイッチン71。ルアーはニジマス狙いには少し大きい気がするが河川規模を考慮し絶対的自信のレックス・ミッドディープ9センチ。カラーは川の水色が多少濁り気味だったのでアピール系のWL-アクアマリンをセレクト。

森下さんがガンガン瀬の下の方に入るようなので自分はガンガン瀬の瀬頭に入る。狙いは所々に点在する大石のヨレ。春の産卵で体力を消耗したアフターの魚が大石の裏の緩い流れで体力温存を兼ねてエサが流れてくるのを待っていると仮定してのキャストポイント選択だ。



1投目、反応なし。
2投目、大石の裏の緩い流れに入ったルアーに軽いトゥイッチを入れた瞬間、手元に魚の手ごたえが。

首を振る感触が手元に伝わってくる。トラウトなのは間違いない。
ガンガン瀬の流れを味方につけ魚が下り始めた。初めての場所なので底の障害物がまったくわからない。下られると不利になるので少々強引だがロッドのパワーで魚を流心から引きずり出す。
「魚は何だ?ニジマスならジャンプをするはずだがジャンプをしない…」魚は少し下って森下さんの前で抵抗している。森下さんが魚を確認しに行く。

「粕谷、ニジマスだ!!」「マジッすか!?」
魚を足元に寄せてくると魚体が確認できた。
見たことのないくらい真っ赤な魚体のニジマスだ。フロントのフックに完璧フッキングにしているのでバラしの心配はない。そのまま川原にズリ上げる。「おめでとう」。森下さんと握手を交わす。

森下さんも自分のことのように興奮している。釣り上げた魚は胸ビレも真っ赤な見事なレインボーだ。サイズは52センチ。尾びれの下の方が切れているのは産卵の名残だろうか。

短時間写真のモデルになってもらった後、元の流れに戻してあげると元気に泳ぎ去って行った。



「さ、下流も攻めるぞ!」と思ったらここで森下さんにストップフィッシングコールが。名残惜しいが本日はここで川を上がることとなった。

その後、1週間、ニジマス・イトウを求めて道内をウロウロするも目立った釣果もなく帰路についた。
今回自分の特筆すべき釣果はこのレインボー1匹だけだったが、北海道の可能性を考えさせるには十分の1匹だったと思う。海と川をさえぎる物の何もない、このド本流。
数は少ないがスチールヘッドだってきっといるはずだ。

道中、北海道の皆さんには大変お世話になりました。
必ずまた、行きます。
その時もよろしくお願いします!!

(2009年 6月)

ザウルス R&D スタッフ 粕谷 直行




Angler Photoアングラー ザウルス R&D スタッフ 粕谷 直行
トラウトのみに狙いを絞るエンスージアスト。中学生時代には小遣いを貯め、ザウルスのトラウトスピンとステラを購入。2時間以上の長距離もいとわずチャリンコで各河川に出没。豊富な情報量、情熱と行動力で日々、ビッグトラウトを追いかける。






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