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> Product Story ~ TS90HH-C
#1
イトウというサカナに魅せられて
決して忘れられない初めてのメーターオーバーのイトウとの出会い。
もっと遡れば、生まれて初めてイトウに出逢った、あの一匹が人生を動かしたと思う。 こんなにも、イトウだけに夢中になれる自分なりのこだわりは、そんなに大きくはない一匹のイトウを釣ったあの日からスタートした。
正直、最初は湖で、しかも狙って釣ったわけではなく、偶然に釣れたといっても大して間違いにはならない。 思い起こせばまだ幼さの残るあのイトウの姿、顔つきは今でも鮮明に脳裏に焼きついて離れない。
リリース、いや、写真を撮ろうとして逃げられたことすら今、北の大河に向かわせる原動力だ。 ここから100cmまでの道のりは迷いに迷って、数え切れない辛酸も味わった。
それだけ通いつめた。
あれから何匹のイトウに出会っただろう。
金曜日の夕方、毎週だ。
仕事が終われば街に繰り出す連中に一瞥もくれず、海岸沿いの国道をとにかく走った。 雨の日も、風の日も、そんな自然任せの条件を、ぜんぜん気にした事なんかない。 河に立てば必ず何かを見つけ出せる気がしていた。
ただ、ただ、イトウを釣りたくて往復500kmのドライブを走って、走って、走りまくった。 そして夜明けから日没までただ、ただ、ビッグミノーを投げまくった。
そこに少なからず手応えがあったが、思うようにサイズは上がらなかった。 あきらめずにロッドを振り続けたある日、ついにメーターオーバーに出会えた。
裏腹に走行距離とボウズの回数も誰にも負けない自信がある。
代償として失ったものも多い。
だからこそこの釣りにかける俺の想いも、自信も中途半端じゃない。
初めて釣ったメーターオーバーのイトウ。
あれから何年。昨年もまたメーターオーバーには出会えなかった。
でも、まだ終わった訳じゃない。今年こそ。
次の一本は誰も釣ったことのないほど、とてつもなくデカイ奴をこの俺が釣るんだと心に決めている。
この想いを受け止めてくれるか。
できるなら人生をかけたこの想い、ザウルスに受け止めて欲しい、そう思って今日まで走ってきた。 その想いの結晶が、ベイトキャスター TS90HH-C “THE EXPEDITION”なんだ。
きっとこのロッドが一生の相棒として、夢にまで想い描くイトウとの出会いを叶えてくれるはずだ。
(#2)につづく
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