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SAURUS > ケーススタディ & フィールドトライアル > Vol.2 [Case Study] 新天地「琵琶湖」に挑む。
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新天地「琵琶湖」に挑む。
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ザウルス森下氏より「ケーススタディー」の依頼が来た。場所は「琵琶湖」。近場の釣り場ではないので、そう簡単に答えは出ないが、まずは可能な条件の中から、チャレンジしていく。



1.琵琶湖のイメージ


・その広さゆえ、釣り方が変わる?・・トップで色んな誘い方ができそうだ。

・世界一のバスが釣れた場所である。・・デカバスと出会う可能性が高い?

・十数年前に北湖でバーベキューと釣りをした。・・かなり水が綺麗だった事とスズメバチに囲まれた怖い思い出。

・風と波の影響。・・荒れると操船がつらそうだ。釣りにならない!?


★琵琶湖で釣りをしたことがほとんどないので、なかなかイメージが湧かない。最低限、琵琶湖釣行に関する本は読んでおくが、釣り人の 視点でのアプローチは今回が初めてとなる。



2.ポイント


・琵琶湖は広い。・・東西南北、同じシーズンであっても水温差はかなりありそうだ。水質も気になる。

・インレット、アウトレット、水中島、葦原、ウィードエリア、シャローエリア、ゴロタ石、マンメイド等ポイントが無数にある。・・ベイトフィッシュに誘導されるバス、居着きバスの見極めが肝か。

・バスの入ってくる時間帯・・・ポイント毎に水温や日照時間、水質や水通しの関係で独自のタイミングがありそうだ。

・天候の変化・・台風やゲリラ豪雨。良い点もあれば、最悪のケースにもなりそうだ。


★よって可能であれば、ガイドを頼み、バスボートで2日間ほど全体を回ってもらい、トップウォーターに適したポイントを見極めた上で マイボートを出したい。普段のフィールドと違って知らな過ぎる。ただ闇雲にルアーを投げても、時間の無駄である。1回の釣行であれば、少なくともこのぐらい 慎重にアプローチしたい。


★・・・まぁ、それは冗談として、エレキボートでの「ケーススタディー」を成立させるには、何度か通う必要がありそうだ。初回は、現 地の釣具屋さんに「自分の考えに近いポイント」を聞くことにしよう。



3.シーズン


ザウルス森下氏が「9月頃がいいね~」と言っていたので・・・9月か10月には行こうと思う。とりあえずサマーパターンから秋の荒食 いパターンまで用意する必要がありそうだ。


・サマーパターン

基本的に水温が上がりやすく、太陽光線が強い。特に日が昇ってしまうとバスは水温の上がりにくい場所、強い光を遮ぎる場所に移動してしまう。・・・ディープエリアもしくは大きな障 害物の下。 ほかのシーズン以上に間詰めのタイミングがキーとなる(もちろんプライムタイムはナイターであるが現実的なケーススタディーではない ので却下)。


★よってディープエリアから近いシャローエリア(理想はウィードあり)、インレット周辺のかけ上がり?
シャローエリア(理想はウィードあり)、そして水温の影響がすぐに反映されないヘビーカバーに絞る。広く探れること、また薄暗がりの状況を考慮し、ルアーの引き波の先端を「点」として、バスが狙いを定め易い「ウッドゥンホッツィー」「プロップシャイナー」を選ぶ。
そして表層の二次元の釣りから三次元の釣りを意識して、上記内容をプラスし、ディープエリアのサカナを誘い出すルアーとして、音のア ピールが強烈な「ダンプティバレルロング」「ダンプティクリンカー」「マンボー」を選ぶ。
アクションは、どのルアーもスロー、ただ引き。
フックはすべてトリプルとし、経験上水絡みがよくフッキングしやすいウッドルアーを選んだ。
カラーは、初場所につきパターンが分からない。
よってベリーが「チャート」「ブラック」「ホワイト」「グロー」「ナチュラル」の5色 と相性のいい「フロッグカラー」は用意したい。
後はヘビーカバー対策としてバットにパワーのあるロッドが必要となる。カバー際を上記ルアーで引き倒した後、カバーホールを狙う。
カバーホールにルアーをピンスポットに投げればトリプルフックでも問題はないと考える(ルアー回収時のストレス軽減を考えればダブルに 変更)。一点でアピールできるルアーとして、ノリのいい「ウッドゥンスマートアレック」を選ぶ。スレているケースも考えて、ビッグ ラッシュウォーカー(+ビッグ)も準備しておきたい。本来であればヒックリージョーやスランピージョーなのだろうが、個人的にフロッ グゲームはワーム感が否めないので使わない。


・秋パターン


サマーシーズンに比べ、日照時間は短くなり、湖の水温はバスの適正水温になることから、バスの行動範囲は格段に広がる。また好条件が 整うことで冬に向けての荒食いも始まる。
注意すべき点は、活性が高くなることによって湖全体にバスが散らばってしまうことである。
つまりバスボートではなくエレキボートでの 釣りとなる自分の場合、移動に限界が生じてしまう。
機動性を重視した釣りを意識しつつ、ある程度ポイントを定めた釣りが要求される。


★適正水温になることから、シャローエリアにバスが増える。そこで水通しのいいエリアを選びながら捕食を意識したバスを拾っていく釣 りをしたい。
勿論時間帯は間詰めにこした事はないが、夏よりもバスは捕食に意識が向いているので、出来れば1日かけてチャレンジしたい。

ベイトフィッシュに付いて回る個体、ウィードや葦際に隠れて待ち伏せる個体、死にかけたサカナのみを狙っている個体、水面に落ちてく る虫を狙っている個体・・・状況から判断し、ルアーを選定する自分にとって、ルアーを限定することはこのシーズンでは無理である。
カラーも無限と言いたいが、上 記同様最低限6種は必要だ。あえて限定するのなら、早い釣り(手返しのいいという意味)とアピールできる釣りを意識してのバーサタイルルアーを選ぶ事になる。

「ホッツィートッツィー」「スマートアレック」「ノックンスピンorビッグ」「シュポップ」・・・ナチュラルな着水が可能なバルサ材 (プラも可)のルアーを使用する。


※「オリオリ」「スリンキー」は最後の手段として残しておく(笑アクションは、首ふり、ステイ、ジャーク、ただ引き、早引き、スロー、ポップ音、すべて織り交ぜる。ただし、夏のステイバスと違って、食に意識があるため、「間合い」に重点をおいたサイトフィッシングも可能となる。デカバスを発見した場合是非チャレンジしたい。
その場合「アンクルチューバジュニア」の可能性を試したい。



まとめ

★フィールドが広い為、バスを近くに呼び寄せる釣り方がポイントになる。
即ち、音である。
それは金属音なのか、ポップ音なのか、スィッシュ音なのか、ラトル音なのかは試さないと分からない。
常に三次元の釣りを意識しながら、マメなルアーローテーションを心がけバスを引き寄せたい。
勿論表層を意識した二次元の釣り方として ロングスケーターで探る手段もあるが、80年代ブームとなっているのであえて割愛する。
ロッドについては非常に迷ったが、かつて則氏が監修したスーパーストライカーとスーパーストライクの「FO-60」で遊ぼうと思う。
グラスロッドがデカバスのヒットに対し、いい食い込みをみせてくれるだろう。デカバス対策として、ネットの必要性は理解できるが、釣り方として美しく感じないので使用しない。フックも出来る限り、ザウルス仕様の既存のものを使いたい。勿論良く研ぐ。




追記

確かにバス釣りはデータや知識が必要だ。ただそれに捕われすぎ、釣り人が釣れない辛さに振り回されるのはあまりに寂しい。せっかくの 遠征である。思い切り楽しみたい。そしてたくさんのサカナと出会いたい。

(2011年9月上旬)
MMTAC JUN




Angler Photoアングラー MMTAC JUN
釣りの楽しみ方は、釣り人の数だけあるはずだ。釣ることの魅力、釣ることだけじゃない魅力。「バスと自分のベストライフ」を見つけてほしい。バサー、JUN。


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