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SAURUS > エッセイ > 山田周治 > バスとブルーギルがいる池で、チョウトンボが繁殖している
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Tokyo Rod & Gun Club
山田 周治
ESSAY: Shuji Yamada


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僕が住んでいる君津市はほとんどが山間の農村地域で、市街地は、新日鉄の君津製鉄所がある海岸地域から国道127号線までの間のほんの一部。 その市街地の辺りも、元は海岸線ぎりぎりまで迫っていた低い山と谷田だった。それを切り拓いて、広大な住宅地ができ上がって市街地になったというわけ。



うれしいことにこの住宅街のなかには、昔谷田に水を引くために使われていた池が、いまも残されている。しかも、開発の最初から下水道管をきちんと敷設して、下水処理施設に直結させたから、この池には、生活排水はまったく入らないのだ。


1000年前、というから平安時代の中期に造られたこの池の水源は、池の底からの湧水。だからどんな旱魃の年も、水が涸れたこともないし、水質も小糸川の源流域にひけをとらない。開発のときも岸辺をそのまま残したから、湿地帯も浅瀬の葦原もたっぷりある。


ご多分にもれず、この池にもバスとブルーギルが入っている。自分で釣りをしていないからバスの状況は分からないけれど、ブルーギルは相当繁殖している。


のではあるけれど。
この池はいまも、チョウトンボの群棲地なのだ。
夏の盛りに2~3時間もいれば、チョウトンボの集団の乱舞を見ることができる。
バスやブルーギルがいたって、水がきれいで、アシや水草が健在ならば、水生生物の存在はしっかりと保たれるのだよ。


山田 周治






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