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SAURUS > エッセイ > 山田周治 > ポッパーシリーズ・・・・・バスプラグの面白さはここに尽きる
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Tokyo Rod & Gun Club
山田 周治
ESSAY: Shuji Yamada


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《サーフェスプラグで挑むバスゲーム》の続き。 今回はポッパー・ファミリー。 「フィッシング」1977年10月号の、続きです。



前回から、トップウォータープラグの分類編に入って今回はその2回目。ポッパーです。
僕なんか、じつはいまでも、ここに上げられているポッパーシリーズを使って遊ぶことが多い。ある意味、バスプラグの面白さはここに尽きる、というところがあるせいかなあ。






サーフェスプラグで挑むバスゲーム[04]
演出でまとめたサーフェスプラグの分類 - 2


2.《ポッパー・ファミリー》

別名、ブルームパースともいうポッパータイプは、これこそバスプラグのもつ本来の姿だといってよい。この5/8オンスポッパーにはトラウトは絶対釣れないからだ。
ポッパーの独特な表情は、レイジーなバスを誘い出すに十分な、ブルームピングサウンドの源泉でもある。
演出の代表的な方法は、やはり、ストップ・アンド・ゴーだ。真夏の夕暮、活性のあるバスが近くにいれば、まず間違いなく跳び出してくるはずなのだが、最近の関東近県のバスは、もうスレてしまって、出て来ない。
そうなったら、スローリー・アンド・ステディ・メソッドで演出する。
これは、ストップ・アンド・ゴーを、気の遠くなるほどゆっくりとやる方法で、バスと人間の根くらべ、といった感が深い。
プラグが着水したら波紋の消えるのを待つ。それからいきなり大きくポップする。また波紋の消えるのをじっくり待つ。ポップする。この繰り返しだ。
言葉にすると簡単なようだが、一日のゴールデンタイムにこれをやると、じつに精神衛生によろしくない。バスゲームもやはり、耐える釣りなのか。

(A)フレッドアーボガスト・フラポッパー

アーボガストの社長、ディック・コティス氏は、バス・フリーカーがエスカレートしてルアーを作り、それが好評で成功した、現役では最年長者組の男だ。
昔、彼とは手紙の交流もあったのだが、日本に代理店ができて、それも途絶えた。
手紙での印象は、フィッシャー同士の心の昂ぶりが伝わる好漢で、彼の会社の製品にも、その人柄が、よく出ている。
この、フラポッパー。初心者にも、ブルームピングサウンドを、容易に作り出すことのできる、安定したプラグだ。しかし、単純に音を作り出すだけでは、最近のバスは跳び出してはくれない。
このプラグの場合も、ロッドチップを下にしてアクションを加え、ときどき、沈ませてやるといい。それに、頭を180°振ることを加えることができれば、ストライクの確率はぐんと高くなる。

(B)へドン・チャガースプーク

チャガーには2種類あって、小さいほうをチャガー・ジュニアと呼ぶ。へドンのサーフェスプラグでは、最も古いもので、昔、芦ノ湖で、こればかりを使っていた時期があった。
当時、芦ノ湖には、藻がたくさん生えていて、特に深良水門の周りにはすばらしいウィードベッドがあって、白い小さな花が、たくさん咲いていた。
そのもの切れ目のスポットに、このチャガースプークをキャストし、小さくポップさせると、絵に描いたようなバスのストライクが合ったものだ。2ポンドクラスのバスがよく釣れた。
チャガーは、小さく小刻みにポップさせるのがコツだ。小さなポッピングを、規則正しく船べりまで繰り返すのが、一般的な方法だが、船べりでストライクのある場合が多いから、最後まで気を抜くことは、いけない。

(C)へドン・ラッキー13・5/8オンス

写真のものはウッドのフロッグだ。ほかにプラスチック製が、多く市販されている。木製もプラスチック製も、動きには大差がない。ただ、やはり、木製のほうが演出していての、充実感が違う。
ラッキー13は、日本でもファンが多い。アメリカの年間大物賞の記録を見ると、必ずこのプラグが登場する。
ラッキー13は、フラポッパーやチャガースプークよりも、演出の支持に、敏感に反応してくれるのが、うれしい。
ラッキー13の演出は、ポッパーとライブリーの演技の併用だ。
まず、ロッドチップでチョンチョンと頭を水面に突っ込むようにしてから、動きを停止させる。こんどはポッパーの要領で2~3度ポッングさせ、また前の動作を繰り返す。

ときどき深くダイブさせるのも、忘れてはならない。

(D)へドン・バサー

ヘドンのウッドゥンクラシックシリーズのなかでも、いちばんクラシックな感じのするプラグだ。デザインはラッキー13と似ているのだが、動きはラッキー13よりもダイナミックだ。
ラッキー13のようにダイブすることはできないのだが、水面で激しく尻を振る。できるだけ移動させないで、尻を多く振らせるのが、バサー演出法といってよい。

(E)サウスベンド・バスオレノ

バスオレノは、ポッパータイプの傑作だ。このサウスベンド社の代表作は、そのシンプルなデザインと美しい塗装と、それにすばらしい動きによって、現在も、バスプラグの王者の地位を、ほかのプラグに与えない。これほどロングヒットを続けているプラグは、ほかにはないだろう。
バスオレノは、じつは、ライブリー・ファミリーの一員に加えたいほど、いきいきと動く。
初心者でも、水面をもだえ苦しむように演出するのは、それほどむずかしくはない。
ただし、残念なことに、いま市販されているのは、去年あたりから出回りはじめた、プラスチック製ばかりだ。
小さいオレノは、ベイブオレノという。


山田 周治






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