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Tokyo Rod & Gun Club
山田 周治
ESSAY: Shuji Yamada


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《サーフェスプラグで挑むバスゲーム》の続き。 今回はスイッシャー・ファミリー。 「フィッシング」1977年10月号の、続き。今回はトップウォータープラグの分類編の3回目。スイッシャーです。



トップウォーターでバスゲームをやっている人間なら、誰でも必ず《シンショウガン》て奴を持っているわけなんだけど、どうだろう、スイッシャーがシンショウガンだよという人が、意外に多いんじゃないだろうか。僕にも一時(いっとき)、マグナムトピドゥが絶対のシンショウガンだったことがあって、どのプラグでも駄目ってときは、必ずこいつをタックルボックスから引っ張り出していたっけな。






サーフェスプラグで挑むバスゲーム[06]
演出でまとめたサーフェスプラグの分類 - 3


3.《スイッシャー・ファミリー》

サーフェスプラグの中でも、最も古いタイプのものに、このスイッシャーがある。
頭と尻の2枚のプロペラを持つものと、尻にだけ1枚のものとがあって、このプロペラの回るときに出る音が、バスにとって、たまらない刺激音であるらしい。アメリカの本には、この音のことを、小魚が逃げる音とも、バスの就餌音であるとも、書いている。
このタイプは、遠くにいるバスをも惹きつけてしまう力を発揮する。だから、夏の朝夕の、浅場でのバスゲームには、絶対だ。
レイジーなランカーバスほど、なかなかフィッシャーの甘い誘いに、簡単に乗ってはくれない。浅場で小魚を追い回しているのは、えてして、35センチクラスの青年であって、背中に苔の生えたブロンズバックは、少し沖目と、岩の陰などに、潜んでいる場合が多い。そんなとき、頭の上を、このプラグに何度も通過させてやると、たまらなくなって、跳び出してくる。つまり、何回も同じスポットにキャストして、誘い出す、根気と粘りのテクニック。ランカーを釣る場合には、これも必要なのだ。

(A)アーボガスト・スパーターバグ

東部に独特な形のスピナーが付いていて、これがほかのプラグとは、違ったトーンの音を出す。
このプラグを効果的に使うためには、つねにラインを張っていることが肝心で、ラインを張りながら、ロッドチップでアクションをつける。音も強く弱く、止めたり動かしたり、さまざまな方法を試してみるとよい。このプラグではとくに、大きなもの、5/8オンスがよく、3/8のものより安定した音と動きを、つくることができる。箱根の芦ノ湖などでは、いまでも非常に効くプラグだ。

(B)へドン・マグナムトピドゥ

尻に1枚のプロペラを持つこのプラグは、その名のとおり、まさに「魚雷」だ。
水面にからだの半分を斜めに出していて、挽くとお辞儀をしながら、軽いスイッシュサウンドを出す。スイッシャータイプの中にはこのトピドゥと同じ機能をするものがたくさんあって、これはクワイエットタイプとの混血なのだ。
トピドゥは、あまり速くリトリーブすると、ボディー自体が回転してしまって、ラインによれができる。速く引く場合は、そのことを考慮しなければならない。
トピドゥには、このマグナムのほか、ベイビー、タイニーの2種類がある。

(C)J.K.スミスウィック・デビルズホース

いまでもスミスウィックのプラグには、木製が多い。そして面白いことに、このプラグには、腹に目がついている。魚はつねに下から見ているから、腹に目をつけた。いかにもアメリカ人が考えそうなことだ。
2枚のプロペラを持つプラグをリトリーブするときには、ロッドを水平にして、アクションを加えたほうがいい。ロッドを立てるとプラグが浮き上がってしまって、どうもかんばしくない。

(D)J.ロジャー・ホッグハンター

ホッグとは豚の意味だが、大きなバスも、ホッグという。ホッグハンターも、機能はデビルズホースと同じで、ほかにもこのタイプは、各メーカーが作っている。スイッシャータイプの面白みは、リトリーブのパターンを、自分でいろいろ考え出せるところにある。一定のスピードでリトリーブする。速く引く。遅く引く。すべて自分の納得する方法で楽しめる。もともと、プラグの演出など、人に聞いてやるものではなく、自分で考えることこそ大切なのだ。

(E)ホッパーストッパー・ヘルライザー

トピドゥと同じタイプのものだが、少し違った動き方をする。これは軽く左右に水面を走りながら、甘い水音を立てて、バスを誘う。
サーフェスプラグすべてについていえることだが、原則としてスナップスイベルはつけないほうがよい。とくにこのヘルライザーは、ボディーが軽いだけに、これが重要だ。


山田 周治






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